2018年に東京工業大学で開発された、大気圧温度制御マルチガスプラズマです。弊社では、零下から高温までプラズマの温度を制御する特許を保有しています。
この新しいマルチガス温度制御プラズマジェットでは、この温度制御と、我々のもう一つのオリジナリティである、マルチガスプラズマ生成を両立することに成功しました。
窒素、酸素、二酸化炭素、空気、ヘリウム、アルゴンなどのプラズマを所望の温度で生成する事が可能です。
つまり、それぞれの処理に最適なガス種で、最適な温度のプラズマを生成できます。このため、各種の基礎研究に最適な装置になっています。
さらに、温度制御が重要となる、医療や生命科学などの研究や応用には必須の技術/装置となります。このプラズマヘッドは、弊社のプラズマジェットのオプションとして利用可能です。販売済の装置にも適用可能ですので、ご希望の方はご相談下さい。
温度制御マルチガスプラズマ
プラズマによる処理効果は放電電力が高い方が向上する傾向がありますが、照射対象の融点などの関係で、温度の制限が求められる場合があります。このプラズマヘッドでは、例えば高出力で低温という相反するプラズマ特性が実現できます。